清水白桃 修正摘果と棚づくり

今年の清水白桃は仕上げ摘果の時点で核割れが散見されたため、生理落下に備えて袋をかけた実と同等数の実を間引かずに残していました。

そして、硬核期を過ぎた今、残念ながら予想どおりに生理落下が発生しているため、空っぽになった袋を外して、残していた実に掛けかえる作業をしています。

落下直前の障害果(ヤニ噴き)
落下直前の障害果(しわしわ)

農家を目指して以来、4回目(4年目)の袋かけでしたが、3回目までは全くといっていいほど生理落下がなかったため、大規模な生理落下は初めての経験です。

予想していたとはいえ、袋の掛け代えは手戻り感が否めず、やっぱり生理落下が終わってから袋かけをすべきだったかなぁ。と悶々としています。

気晴らしに摘果した実を脚立に並べてみたりもしましたがイマイチ。

脚立にピッタリ並ぶピンポン玉サイズの桃の実たち

そんな冴えない気分を盛り上げてくれたのは、できたばかりの選果場の棚づくりでした。

使っている材料は角材とコンパネとビスのみと地味なものですが、今までケチなDIYしかしたことがなかったので、予算うん万円の大規模DIYに興奮。

棚板の高さに横桟を設置
1段目の棚製作

雨が降るたびに作業することおよそ二日、本日、3段棚の2段目までできました。

今回建てた選果場は平屋のため、箱などの資材を置くのに棚は必須のアイテムなのです。それを作る時間をこのタイミングにもってこられたのは、先に袋をかけていたおかげ。

そう思えば、袋の掛けかえも前向きにやれるかな…

明日は晴れるみたいだし、丸1日修正摘果をする日にしよう!

2020袋かけ 成木の部 完了

本日成木園にも袋がかかり、全ての袋かけ作業が終わりました!

当園の成木は全て清水白桃なのですが、清水白桃は核割れが非常に起きやすい品種であり、数ある桃の中でも、栽培が難しいとされています。

核割れは、果実の生長につれ、種が固まる過程で割れてしまう生理障害のことで、急激に果実の肥大が進むと発生するとされています。

核割れがひどくなると、成熟する前に落下してしまい、売り物にならないのはもちろん食べることもできません。そんな核割れですが、今年はどういうわけか、去年に比べて核割れ果が非常に多い状況でした。

そこで、当園では、仕上げ摘果はそこそこに、最終着果量の2倍~3倍程度の実を残して、そのうちの最終着果量分だけに袋をかけることにしました。

袋をかけた果実と
かけずにおいた果実

そうすることで、養分の集中による急激な果実の肥大、ひいては核割れを抑制できると考えてのことです。

ただ、目の前にある実のうち、偏りなく一部だけに袋をかけるというのは案外難しく、慣れた人でも大抵は袋を多くかけすぎてしまいます。

ですが、そこは幸か不幸か夫婦二人だけで全ての袋かけを行った当園では、予定より少し時間はかかりましたが、無事に昨年と同程度の袋数を満遍なくかけることができました。

袋かけが終わった清水白桃成園

5月のGWから始めた予備摘果を皮切りに、休みなく続いた間引き&袋かけの1か月でしたが、一果、一袋に至るまで完全に夫婦二人だけでやりきりました。達成感はひとしおです。

なお、自分たちだけでやることに無闇にこだわっているわけではなく、この経験を活かして、来年以降どのように臨時雇用を導入していくべきか、よくよく考えていこうと思っています。