本日、加納岩白桃の除袋をしました。暑かった〜


加納岩白桃は1983年に品種登録されて以来、現在まで作り続けられるメジャーな早生桃ですが、雨や日に当たると裂皮するのが長年の間題でした。
しかしその問題を除くと、柔らかく多汁で、甘さも十分ある優秀な桃です。
最近では、その問題の裂皮も掛ける袋を工夫することで回避できることが分かって来ました。


こんな裂皮ばかりする桃が淘汰されずに長い間作り続けられることに苛立ちを覚え、農業界の進化の遅さの表れだと生意気にも考えていた8年前の就農研修中の私。
ですが今では、美味しい桃がなる木があることが既に奇跡的であって、その上作りやすい品種を狙って作るとなると本当の奇跡が起きないと無理。
そんなのを狙うより、作り方を工夫して乗り越える方が容易で建設的なんだと思うようになり、加納岩白桃のような桃が長年作り続けられる理由が理解できた気がするこの頃です。
梅雨明けも近いようですし、今年も美味しい加納岩白桃をお届けします!