傷んだ桃の樹皮(樹脂病)

本日は雨☔

昨日で二つ目の畑の剪定が終わったところでして、ちょっと小休止です。そんなわけで、今日は少し落ち着いてブログを更新。

桃の木はちょっとした傷で脂(ヤニ)がでたり、樹皮が荒れることがあります。当園の桃の木の多くは大半が6,7年目と若いのですが、それでも幼木に比べるとあちこち汚れが目立ってきました。

剪定による傷や虫害、その他外傷など問題は色々ですが、特に酷いものに樹脂病があります。


樹脂病には複数の菌がかかわっているとされているのですが、特効薬はなく、患部を削って菌の密度を下げるよりないとのこと。放っておくと患部周辺の枝が枯れ、樹勢が衰えていきます。

荒れた樹皮は朽ちて柔らかく、見るからに他の菌や害虫の住処になりそうなので、毎年ハサミやブラシで削り落としています。

ささくれて黒くなった樹皮を削ったあとの様子


一方、健全な樹皮は同じ樹齢でもピンクがかった銀色のような綺麗な色をしています。

削った方が樹皮の修復を促したり、病気の進行を遅らせるだろうと信じて、毎年手間をかけてますが、今のところ完治するでもなく、広がるでもなく、現状維持。残念ながらもう健全な状態に戻ることはないのかなと思われます。


そんな傷んだ木のケアもしていると中々捗らない剪定作業ですが、2月に入ってもまだしばらく続きます。


明日最後の畑へ移動し、残り30本ほど剪定したらようやく作業完了となる予定です。早く終わらせて、摘蕾作業に移らねば💦