秋の剪定が終わったので、今日は来年春に植える苗木作り。恒例の芽接ぎをしました。
芽接ぎに必要なものは大抵これらぐらいで、台木の苗さえ用意できれば手順は簡単です。(ただし、自家増殖する際は種苗法に気を付けてください。)
最初はカッターで台木に切り込みを入れます。
どこへでも接げますがのちの生育をイメージし、地面から5~10㎝ぐらいのところに接ぐことにしました。勢い余ってずばーっと株元まで切り込んでしまわないよう、かつ手を切らないよう両手で刃を持って慎重に切ります。
次に穂木から芽をそぎ取ります。
台木の切り口と同程度の大きさになるように切ります。長くなりすぎても短くできますが、幅は修正できないのでこちらも慎重に。
最後に台木の切り込みを整えて、穂木の芽を差し込み、テープを巻いたら完成です。
切り口に雨水が入り込まないよう、下から上へきつく巻き付けていきます。私は芽の上下をそれぞれ3周はするようにしてます。
テープは例年接ぎ木専用のテープ(メデール)を使ってましたが、今年は手元にあったシールテープ(水回りのネジに巻く漏水防止テープ)を使ってみました。見様見真似でやってますが、毎年9割以上成功しているので、今年も多分大丈夫ではないかと思います。
この苗を植えるときは2021年の初春。。。まだ9月ですが、この苗に限らず来年のことをあれこれ考える今日この頃。なんだか不思議な感覚です。