今週から摘蕾をはじめました。冬の摘蕾、春の花取り、夏の予備摘果に仕上げ摘果。言ってしまえば、これからずーっとひたすら間引き作業です。
気の遠くなる作業ですが、これもひとえに美味しい桃を収穫するため。
剪定に比べると地味な印象の間引き作業ですが、実は間引き作業は剪定とマッチして、はじめて美味しい桃がとれる大事な作業です。
剪定した当時を思い起こし、この枝は伸ばしたいからしっかり間引こう、この枝は暴れそうだから間引かずにおこう。など農家の頭の中は案外忙しくめぐってたりします。
しかし、今日の私の頭の中は別のことでいっぱいでした。
何かというと、そう、この天候です。
いや暑すぎでしょ。
今までの摘蕾作業といえば、手や足の指が霜焼けになりそうなくらい寒かったんですが、まだ2月前半だというのに今日の最高気温は18℃!? 完全に春が来ちゃってます。
剪定に合わせて摘蕾する。などという細やかな管理を根底から揺るがす天候です。例年どおりに花が咲いて、ちゃんと実になるのか本当に心配になってきましたよ…