和歌山視察

一昨日から一泊二日の和歌山視察旅行へ行ってきました。和歌山は関西を中心にあら川の桃で知られる有数の桃の産地なのです。

一日目

到着早々、和歌山で有数の大規模桃農家さんのところへお邪魔しました。
特に驚いた点は二つ。木を小さくかつ低く目に仕立てられていて、10aあたり30本を超える桃の木が植えられていました。そして袋かけの際、ホッチキスで袋をとめるんだそうです。

ホッチキスによる袋かけは手間取りそうに思いましたが、名人クラスは驚異の 一日6000枚‼だそうです。。残像が見えるんじゃないでしょうか。一度でいいから見てみたい。

興味津々の質問タイム
10年目の桃の木

続いて、共同選果場を見学。

和歌山では桃に限らず、いろいろな果物の生産が盛んなため、選果場もほぼ年中動いているとのこと。素晴らしいです。
桃だけみても岡山の生産量をはるかに上回る和歌山。選果場の規模も桁違いでした。 お邪魔した時は柿の選果中でした。

広大な選果場
柿の選果基準表
箱詰めを待つ箱たち

二日目

まず、フルーツファーム和歌山さんの圃場を見学。フルーツファーム和歌山さんは桃、梨、柿、キウイ、柑橘、イチゴなど多種のフルーツを作られていました。
これほどの品目をどうやって管理しているのか、 短時間の見学ではつかみ切れませんでしたが、就農一年目にして、軽々に限界を作りかけていた自分を反省。

園主さんの勢いに感服
たわわに実るキウイ

続いて、桃農家でありながら、イタリアンジェラートでも有名な薮本畑下農園さんのところへ。
さっそくジェラートいただきました。なにこれめちゃ美味しい!(がっついちゃって写真撮りそびれました。TT)
普通の農家の奥さまが、一から勉強され、今年の夏にはTVチャンピオンで準優勝されたというから恐れ入りました。

ジェラート撮りそびれた!
藤桃庵さん お店前で記念写真

最後は、制御機器メーカーがその強みを生かして大規模なトマト栽培にチャレンジされている佐用まなび舎農園さんへ。
環境制御システムを構築し、ハウス内の環境を制御されていますが、やはり人の手でないと出来ないことがたくさんあるとのこと。桃とトマト、異なる品目でも、似通った課題があるのが興味深かったです。
自分の考えるアプローチはまた違ったことを考えていますが、非常に参考になりました。

横へ誘引されたトマト
ずーっと続くトマトの森
トマトハウスで記念写真

お土産はファーマーズマーケットめっけもん広場で。はっさく缶詰と樹上脱渋の紀の川柿、それに研修先でいただいた新興梨。

桃以外の多様なフルーツたち
黒砂糖のようなザラメが入った紀の川柿

盛りだくさんでお腹(頭?)いっぱいの、フルーツ王国 和歌山を堪能した旅でした。
同時に、桃と葡萄に特化したフルーツ王国 岡山の特徴を改めて確認した旅でもありました。