水盛管

ここのところ、この秋予定している暗渠工事についてあれこれ考えてます。
美味しい桃を作るには畑の水はけが肝心なのです。

工事予定の研修圃場は、元田んぼだったので、
水を引込むための用水路が横を流れています。

ただし、用水路と圃場の高低差がなく、無闇につなぐと
用水路の水が暗渠内へ逆流してくる心配があります。

そこで、用水路と圃場の高低差を水盛管で確認することにしました。

 

水盛管はペットボトルとゴムホースとビニールテープ、紐のみの格安設計です。

まずペットボトルキャップに100均ドリルで穴をあけ。

ゴムホースを差し込み。

簡単に抜けないようにビニテを撒いたらだいたい完成です。

計ってるうちにペットボトル内の圧力が下がり、誤差が出ることがないように
ペットボトルの底にも穴をあけてあります。
穴をあけたついでに、持ちやすいようにビニール紐も通してみました。

ペットボトル内の水面とゴムホース内の水面の高さがきっちり一致してます。いい感じ♪

 

そして、この水盛管使って計測した結果がこちら。

画像だけだと何のことだがさっぱりですが(汗)

 

用水路は水が流れるように、わずかですが必ず傾斜がつけられているので、
川下から川上へ遡れば、暗渠排水を流せるポイントがあるはずなんです。

今回、水盛管を使うことで、赤色の位置の用水路すりきりいっぱいの高さが
青色の位置の用水路の底の高さと一致することが分かりました。

これを踏まえ、後日、赤色の位置から青色の位置まで徐々に掘り下げてパイプを埋め込み、
そこへ暗渠排水をつなぐように工事してやる予定です。

想定通りなら、用水路すりきりいっぱいの大雨が降っても、
用水路からの逆流は埋め込んだパイプ内にとどまり、暗渠まで入り込んでこないはず!