芽接ぎ

 

先日根っこを無事掘り終え、次は伐採後の空いた圃場や今後の研修で使う苗木を作るため、芽接ぎを教わりました。

桃栽培では安定して良い実ができるように種から苗を作るのではなく、良い実がなった木(穂木)の芽を台木に接いで苗を作ります。

最初に作りたい品種の枝を切ってきて、その枝から芽を削ぎ取ります。

穂木から削いだ芽

台木にも同じ大きさで切り込みを入れます。

芽を接ぐ台木

そして、台木の切り込みに先程削いだ穂木の芽を添え、専用のテープその名もメデールでグルグルと固定。

穂木の芽を台木にしっかり固定

これを各品種について必要なだけ繰り返します。

各品種を芽接ぎ

この苗木たちとこれから15年お付き合いするんだなあと緊張しつつも、見様見真似で何十本も接ぎましたが、果たして本当に芽が出るんだろうか…

なお、今回使った台木たちも、5ヶ月前の4月に植えた小さな苗が育ったものです。(https://kibimomo-okayama.com/2017/04/21/1596/

投稿者:

吉備 健二

2017年3月にシャープを退社。 同4月からの岡山での就農研修。 2019年4月に桃農家として独立。 そして、美味しい桃作りに励む現在に至る。

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