今日は木を寒さから守る断熱材を取り外す作業をしました。
冬の終わりに暖かい日があると、桃の木の中で樹液が動くんだそうです。
そうして、再び寒くなると樹液が凍って木が痛むんだとか。
それを避けるために巻き付けられた断熱材がこちら。
断熱材の中身は木くずで、紐で縛って固定してあるだけなので
剪定ばさみで紐を切るだけで簡単に外せます。
しかし、これなら苦も無いな。と思ったのは1本目まででした。
2本目にヤツが潜んでいたんです。
長くて、足が沢山あって、赤黒い… ムカデ
出るとは聞いてたんですが、こんなに早くお会いすることになるとは。
木を寒さから守るということは、虫たちにとっても快適なわけで
いても不思議はないんでしょうが、春のうららに油断してました。
すぐさま受入れ農家さんに報告。
すると返ってきた指示は
「切れ!切れ!」
震える手を抑え込みながら、指示通りに剪定ばさみで
真っ二つにしますが、ムカデは何事もなかったように動いてます。
それを見た受入れ農家さんの次の指示は
「踏め!踏め!」
震える足で、指示通りに踏みしめますが
柔らかい畑の土の上ではさして圧力はかかりません。
そのうちに草と土の中に埋もれて見えなくなりました。
それ以降、苦の無かったはずの作業が一転ドキドキの作業となったのでした。
いつかビビらずに対処できるようになるんだろうと思いますが
受入れ農家さんをもってしても
「ハチとムカデはこの世からいなくなればいい」
というぐらいなので、仲良くはなれないんだろうと思います。